燃料の入れ間違え

車を動かすためには「燃料」が必要ですよね。

ガソリンスタンドに行くと「レギュラー」「ハイオク」「軽油」が選べると思いますが、これの違いって分かりますか？？

燃料はそれぞれ値段が違うけれども、どれを入れても良いのでしょうか？

今日は燃料についてのお話を簡単にしていこうと思います。

・「ガソリン」と「軽油」。

まず初めに、先ほど挙げた3つの燃料は「ガソリン」と「軽油」の二つに分けることができます。

「レギュラー」「ハイオク」はガソリンです。それぞれガソリン車で使用します。

ガソリン車は、「レギュラー仕様」と「ハイオク仕様」に分けられます。

では、この二つの仕様の車は一体何が違うのでしょう。

ちゃんとご説明しようとすると、難しいお話になってしまうので、簡単にご説明しますと、、、。

「レギュラー」より「ハイオク」のほうが、性能が高いのです。

つまり

ハイオク仕様車は、性能の高い(値段も高い)ガソリンが必要。

レギュラー仕様車は、普通のガソリンで大丈夫。

ということです。

みなさんが乗っている車のほとんどが、このガソリン車だと思います。

ガソリン車の特徴は、エンジンの回転がスムーズなので、エンジン音が静かで、加速も良いことです。

「軽油」は、、、そのまま軽油ですね。これはディーゼル車に使用します。

ディーゼル車は、ガソリン車と比べて「速さ」ではなく「チカラ」があるので、トラックなどの大型の車や、SUVで使われていたりします。

何気に燃費も良かったりします。

・燃料と用途はわかったけど、結局入れ間違えたらどうなるの？？

まず、「レギュラー」と「ハイオク」入れ間違えた場合。

「レギュラー仕様車」に「ハイオク」をいれても、特に問題はありません。強いて言うのであれば「ハイオク」のほうが値段が高いのでお財布に良くないです。

逆に「ハイオク仕様車」に「レギュラー」を入れてしまった場合は問題があります。

まずエンジン性能が低下します。ノッキング(異常燃焼)も、しやすくなるのでエンジンの故障に繋がる可能性もあります。

(一度や二度の燃料の入れ間違いでエンジンが壊れるかと言われると、恐らくそんなことはないと思いますが、入れ間違えないに越したことはありません。)

次に、「ガソリン」と「軽油」を入れ間違えてしまった場合。

これはアウトです。

そもそもガソリン車とディーゼル車はエンジンの構造が違うのです。

ガソリン車に「軽油」を入れてしまった場合、まずエンジンがかからなくなると思われます。というか、かかったとしてもエンジン内部の部品が壊れてしまう可能性がありますので、エンジンをかけずにすぐにレッカーを手配しましょう。燃料タンクから軽油を抜き取る作業が必要になります。

逆にディーゼル車に「ガソリン」を入れた場合。こちらも残っているガソリン次第で、もしかしたらエンジンがかかってしまうかもしれませんが、エンジン内部の故障や燃料ポンプの故障に繋がる可能性がありますので、エンジンはかけずに、レッカーを呼ぶ必要があります。

安いからと言って、違う燃料を入れてはいけない。

昔、”軽”自動車には”軽”油をいれるものであると勘違いした方が軽油を給油して車を壊してしまう事件がありました。

自分の乗っている車に必要な燃料をしっかり把握して、正しい燃料を給油するようにしましょうね。

ご拝読ありがとうございました！